テキーラ&ライム様からリクエストがありました!!
そーいえば、この類のネタ、最近書いてなかったネ♪
ってことで、今回もあたしの独断と偏見で。
テナーラブラブのあたくしは、所有するほとんどの音源がテナー入りです。
よく、テナーは誰が好きですか?
って質問をいただくのですが、結論から申しますと、みんな好きです。
レコードを出せるくらのお方ですから、それぞれ「う~ん、すばらしい!」と感動しきりなんですが、それでも絞れと言われますと、3本指に入りますのがこのお方。
イリノイ・ジャケー(Illinois Jaquet)
ノーマン・グランツ主催の「JATP ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック」で、
フリップ・フィリップスと2テナーバトルで有名なんです。
別名 ザ・ビースト(野獣)ね。
といーましても、この年代はまだフリージャズが出てくる前ですので、スイングスタイルよりのビ・バッパーてとこでしょうか。
でもね、まず音が良い!そして、アルペジオを中心にしたフレーズの組み立てと、なによりブルーノート(ジャジーな音階ね)の使い方がかっこいいです。
あー、ビル・クリントン元大統領がテナー吹いてたの知ってる?
誕生日かなんかに、ホワイトハウスでジャケーが呼ばれてセッションしてましたね。
確かライオネル・ハムプトンも呼ばれてました。
クリントン元大統領にとって、ジャケーはアイドルらしい。
なんかの記事に書いてありました。
で、数あるジャケーの作品でも初期の作品。
「コレイツ」
まず、ジャケ(ジャケーじゃないすよ。表紙ね)がすばらしい!
デビッド・ストーン・マーチンデザインのジャケ!
余計な講釈はしませんが、すばらしいです。
そして裏表紙!
吹き姿もカッコよすぎ!ジャケーLOVE!
内容はといーますと、51年に三回収録を一枚にしてるんですけど、メンバーにブレイキー(dr)、ハンク・ジョーンズ(pf)などそうそうたる顔ぶれで、聴かせる一枚です。
ビーストっ気はあまり出てなくて、気持ちよくスインギン♪な作品です。
いいよこれ。